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融資申請のタイミング!金融機関タイプ別にご紹介

融資  
街中の女性

事業を続けるために、融資の申請を考えることは、事業者にとって大切なことです。

日本だけでなく、世界中でも不安定な状況になっていますから、なおさらですよね。

政府は、企業を守るためにさまざまな融資制度を用意しています。

融資は、会社が危うくなれば、申請すればいいと考えている事業者も多いかもしれません。

ですが融資申請にも審査に通りやすいタイミング(時期)があります。

今すぐ融資の申し込みが必要ではないかもしれません。

ですが、もしもに備えて、知識の一つとして知っておいた方がいいでしょう。

今回は、民間の金融機関だけでなく、日本政策金融公庫の融資を受けやすいタイミングの最新情報をご紹介します。


タイミング次第で、難しい融資案件が通る?

皆さんは、融資の申請をおこなう時は、どの時期に申請すればいいと思いますか。

  • 起業をしたいから、なるべく早く
  • 事業資金が苦しい

と、考えた時に融資の申し込みをおこなうことが多いかもしれません。

申請内容によっては、問題なく融資を受けられることもあります。

ですが、ここで問題なのは「融資は難しいかもしれない」という状況。

「ちょっと難しいな」と感じる案件は、断られることが多いのが現状です。

ですがタイミングによっては、融資を受けられることが可能な場合もあります。

それは、金融機関にはさまざまな事情があるからです。


なぜタイミングを選べば融資が通りやすくなる

民間の金融機関には、本店と支店があります。

本店は、各支店の「業績評価」をおこなっています。

一例ですが、業績評価とはこのような内容です。

【業績評価の内容】

  • 預金
  • 融資
  • 預かり資産(投資信託・保険・国債など)
  • 財形貯蓄
  • 顧客満足度など

この業績評価に対して、支店は「目標数値」があるのです。

この目標を達成しないと、支店の評価も下がってしまいます。

支店の評価が下がると、その支店で働いている人たちの進退に影響が出るので、なんとしてでも目標を達成しようと頑張っています。

その目標が「あと少し!」の段階になったら、もう必死です。

そんな時には、難しい案件でも、目標達成のため「とりあえず…GO!」のサインが出ることが少なくありません。

民間金融機関で融資が通りやすいタイミングは?

民間の金融機関で融資が通りやすい時期(タイミング)は、業績評価の目標の締め切りの決算月です。

 

民間の金融機関の業績評価の締め切りの決算月はいつ?

豚の貯金箱とお金

決算月は、年に2回あります。

  • 上期(4月~9月)
  • 下期(10月~3月)

民間の金融機関は、この半期ごとの最終月が「決算月」となっています。

そのため決算月の「3月」と「9月」は、金融機関の行員たちは、目標を達成するために、努力をしています。

決算月に融資申請をすれば通る?

ここで注意が必要です。

融資が通りやすい時期は、決算月の「3月と9月」なのは間違いないですが、融資の審査は大体ひと月ほどかかります。

そのため、融資の申請を申し込むタイミングは「2月と8月の上旬」がベストです。

まとめれば下記になりますね。

  • 融資申請が通りやすい時期は「3月と9月」
  • 融資申請を申し込むのは「2月と8月」

通りやすい時期だけでなく、申し込みのタイミングも、しっかり考えておきましょう。

融資の実行が、決算月に間に合わなかった場合は

ショックを受ける女性

決算月に融資の実行が間に合わない場合は、翌月の審査になります。

決算月が終われば、翌月に回された申請分は、次の決算月の業績の一つです。

業績評価(目標)を達成するための熱意は、締め切り前と締め切り後では違いますよね。

「なにがなんでも目標達成!」という感情も、ひと段落して落ち着いた時に「これはかなり難しいかも…」という案件は、融資を通す必要がないと判断をされる可能性が高くなるでしょう。

日本政策金融公庫や、信用保証協会の保証つき融資が通りやすいタイミング!

スケジュール等のツール

日本政策金融公庫や信用保証協会には「業績評価」はありません。

日本政策金融公庫は、政府の政策に連動した業務をおこなっています。

そして信用保証協会は、公庫だけでなく民間の金融機関ともかかわりが深く、融資の時に利用されることが多い公的な保証機関です。

そのため民間の金融機関とは違い、時期により「融資審査が通りやすい」ということありません。

ですが、融資を受けやすいタイミングはあります。

それは、新しい融資制度や信用保証制度が導入開始されて2週間ほどの間です。

政府は、いろいろな融資制度を導入していますが、制度が開始され始めのころは、申請件数は少なめでしょう。

ですが、政府は「必要な政策」として導入していますから、最初の数字を重要視しています。

そのため、制度が始まったばかりは下記のように考えられることが多いのです。

  • 実績として数字を出したい
  • なるべく案件を通したい

そのため、難しいかもしれない案件でも通る可能性は高くなります。

制度が開始されてすぐに申請するメリット

制度が開始されたばかりには、このようなメリットがあります。

  • 審査の判断基準がまだ細かくない
  • 審査結果の連絡が早くくる

開始されてすぐは、まだ手探り状態ですから、決定をもらえやすい場合があります。

そして、受付の件数も少ないため、審査に早く進めるので、その分結果も早く出るのです。

タイミングも味方につけて融資成功へ!

スーツ姿の女性

融資は事業をおこなうために、とても重要で事業の継続を左右します。

そのため、できるだけ早く結果が欲しいと思っている経営者は多いでしょう。

ですが、融資申請のタイミングを少しずらしたり、ちょっとした資料を追加提出したりすることで、普通なら通りにくい融資案件が可決されることがあります。

難しい融資案件になればなるほど、確実に借りたいですよね。

そんな時は、力になってくれる専門家にぜひ相談しましょう。

>>あなたにあう融資制度はどれ?最適な融資制度の情報を知りたい場合はこちら!

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