【融資】稟議書の書き方!ポイントをつかめる業界誌を紹介
経営者は、融資申請の時、融資をお願いするために、準備をしていますよね。
融資担当者は、提出された書類をもとに「稟議書」を作成して、金融機関の決裁者に書類を渡します。
決済権を持つ人たちは、その稟議書をみて、融資の可否を決めるのです。
Contents
融資担当者が書く稟議書は重要
金融機関が、融資をおこなう際、担当者は「融資稟議書」を作成します。
融資稟議書とは、担当者が支店長や本部の、融資審査をする部署の決裁者に、「この取引先の融資をおこなってもいいですか」と、お伺いを立てる書類です。
決裁者は稟議書の内容を審査し、問題がなければ承認、問題があれば否決します。
つまり稟議書の内容次第で、融資が受けられるかどうかが変わります。
稟議書をしっかり作る優秀な担当者がついた事業者は、融資をしてもらいやすくなり、そうでなければ残念な結果になるでしょう。
ですが経営側も、担当者が作成する「審査に通りやすい稟議書」とはどのようなものなのか、興味がわきませんか。
事業者が融資担当者を選べない理由
どの事業者にも、優秀な担当者がついてくれたらいいのですが、当たりはずれがあります。
残念ながら、力量不足の担当者に当たることもあるのです。
しっかりした稟議書を作れない担当者は力量不足?
ただし、担当者の力量が足りていないからダメだ、という訳ではありません。
それは、金融機関内には「融資関係」以外の業務もあるからです。
近年の金融機関は、例えば下記のような、様々な商品を扱っています。
- 保険
- 投資信託
保険や投資信託は、その商品によって扱う内容も変わってくるため、勉強が必要です。
どんなに素晴らしい商品でも、内容をアピールできなければ、誰もその商品を購入しませんよね。
金融機関の担当者は、上記の商品をアピールするための、勉強や営業をしなくてはなりません。
そのため、取引先との関係作りはおろか、稟議書の作成に時間をかけることができないのです。
そのような状況なので、しっかりした稟議書を作れない担当者は、力量不足ではないのですよ。
忙しい担当者を変更できない?
金融機関の担当者は、自分たちが申請している融資だけではなく、他の事業者の融資案件も抱えています。
そして、更に上記でご紹介した業務もおこなっているのです。
では、経営者・事業者はこう考えるかもしれません。
「もう少しゆとりのある担当者に変更できないの?」
結論を言いますと、担当者が大きなミスをしない限り、変更になることはありません。
それは担当者には、それぞれの担当エリアが決まっているからです。
担当者は、融資受付のために、つねに店舗にいるわけではありません。
保険や投資信託を希望するお客さんのもとに説明に行くため、動いています。
訪れるエリアが決まっていると、効率良く営業に行くことができますよね。
このような事情があるため、担当者の変更は難しいのです。
残念な担当者に当たっても事業者側から情報提供すればいい
力量不足の担当者に共通しているのは、下記の二点が乏しいことです。
- 情報収集能力
- 情報分析能力
担当者は融資に関する仕事だけでなく、他の業務もあるので、融資に必要な情報を集める時間がありません。
ですが、融資担当者が多忙で、稟議者の作成に時間を捻出できないならば、それを補えばいいのです。
稟議書で審査される重要なポイント
稟議書で融資の可否が決まりますが、稟議書を作る担当者の力量や時間が不足しているなら、それを補えばいいのです。
ここで、融資が通る稟議書のポイントをご紹介します。
- 資金の用途や申請金額が妥当か
- ちゃんと完済できる事業になるのか
- 融資をすることで、事業者だけでなく金融機関にとってのメリットはあるのか
金融機関は、融資したお金が返済されるかどうかを重要視しています。
稟議書のポイントを押さえるためには
融資が通りやすい稟議書を作るためには「材料となる情報」が必要です。
その情報を正しく分析して、きちんと説明できなければ、稟議書を通して融資実行をすることはできません。
多忙で担当者が情報を集めることができない場合、事業者ができる二つの方法が下記になります。
- 事業者自身が、正確で細かい情報を集める
- 専門家に任せる
事業を成功させるために、支援してくれる専門家にお願いすれば、融資を通りやすくするためのアドバイスをしてくれます。
金融機関の担当者があわただしそうと感じたら、お願いしましょう。
事例『近代セールス2022年11月1日号』が「稟議書のポイント」を解説
稟議書を書くときに必要な情報を、事業者側から提供できれば、融資が承認される可能性は上がりますよね。
でも必要な情報とは、どんな情報なのでしょうか。
稟議書を書く時のポイントって?
金融機関は、融資審査の時に、どんな情報を必要としているのか気になりますよね。
事業者が情報を提供しようとしても、どのような情報が必要なのかが分からないと、集めようがないです。
金融機関の融資担当者が、稟議書を書くときのポイントが分かれば、効果的な情報提供ができます。
ですが金融機関の担当者には、そのポイントを事業者や専門家に教える時間はないでしょう。
雑誌「近代セールス2022年11月1日号」の紹介
金融機関の担当者が、稟議書を書くポイントを教えてくれないならば、打つ手なしと思うかもしれません。
ですが、実は稟議書を書く時のポイントを教えてくれる雑誌があるのです。
それぞれの業界には「専門誌」がありますが、金融機関向けの業界紙もあります。
それは「近代セールス」です。
そして「近代セールス2022年11月1日号」は、融資稟議書のための情報提供に関する内容が、掲載されています。
『近代セールス2022年11月1日号』の内容
『近代セールス2022年11月1日号』の特集は、「伝わる稟議書の作り方」です。
論理的で説得力のある稟議書を作るため、融資担当者が意識することが記載されています。
少し内容をご紹介しますね。
融資稟議の意義を正しく理解しよう
<図解>申込受付から、決済まで融資稟議の基本手順を理解しよう
稟議作成に入る前に!取引先の実態を把握し整理しよう
要素別に学ぶ!効果的に伝わる融資稟議の記載術
事例で理解!このような案件の融資稟議はこう作成しよう
【特集関連企画】伝わる文章の専門家に聞く 倫理的な文章のイロハ
(近代セールス2022年11月1日号より抜粋)
融資担当者が、稟議書を作る時の手順や、事例も記載されています。
担当者に情報提供を考えている場合は、目を通してみてください。
金融機関からスムーズに融資を引き出すには
金融機関の融資姿勢が変化しても、金融機関と良好な関係を築き、適切な情報提供をおこなうことができれば、今までと同じように金融機関は対応してくれます。
ですが、事業者や経営者側が思う適切な情報は、金融機関にとって適切な情報ではない場合もあるのです。
せっかく集めた情報が、適切でなかったら、悲しいですよね。
そのような場合は、的確なアドバイスをしてくれる専門家と一緒に、必要な情報を集めて、金融機関にアピールすることがおすすめです。
>>融資の合否が決まる稟議書、担当者に必要な情報を提供する方法はこちら!