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融資が通りやすいタイミング!おすすめの申込み時期とは?

 2020/07/28 融資  

融資には審査が通りやすい時期があることを、ご存知でしょうか?

申請はいつでも可能ですが、申し込む時期をずらすだけで、融資が通りやすくなる可能性があります。

そこで今回は、年に3回あると言われている「融資が通りやすいタイミング」についてご紹介します。

融資が通りやすいタイミングは年に3回!

書類に押印する様子

一般的に、融資が通りやすいタイミングは、「3月」「9月」「12月」と言われています。

その理由は主に2つです。

  • 「3月」「9月」は、融資する側の金融機関が決算や仮決算のタイミングだから。
  • 「12月」は、融資を希望する会社が集中する時期だから。

融資案件についてアドバイスをする際、融資の難易度によって、3段階の対応をさせていただくことが多いです。

1.このままでは融資を受けるのは難しいと判断した場合

その融資案件がなぜ通らないのか、理由と原因をご説明し、対策方法をご提案します。

問題を解決し、融資を受けられるようになるまでのサポートをします。

2.難易度が高いと判断した場合

とても難しい融資案件を通すには、金融機関に納得してもらうため、説得力のあるわかりやすい資料づくりがとても重要になります。

金融機関が評価する情報を積極的に提供し、融資の申し込みにおいて重要な役割を果たす「稟議書」が通りやすくなるようサポートをします。

3.難易度がやや高いと判断した場合

このレベルの場合にご提案したいのが、融資を申請するタイミングを変える、時期をずらすという方法です。

ここからは、「3月」「9月」「12月」はなぜ、融資が通りやすいと言われているのかについて、詳しく見ていきましょう。

なぜ、「3月」に融資が通りやすい?

握手するスーツの女性

金融機関は、半年おきに各支店に対する査定をおこないます。

10月~3月を「下期」といい、3月は、多くの金融機関にとって「決算月」です。

この査定によって、それぞれの支店の業績が評価されることになります。業績評価が支店長の評価となり、人事に響くことにもつながります。

そのためこの時期は、業績をあげるために融資に積極的になる可能性があります。

また、上期・下期の期初、下期でいえば10月、各支店では「運営方針」として、その期における目標の数値を設定します。

この数値には、さまざまな評価項目があり、その目標を成し遂げることが各支店の業績評価へとつながります。

目標数値にとどかない場合は、当然のことながら、評価が下がります。

この「運営方針」で設定する目標数値の項目のなかにあるのが、「融資額」です。

この目標数値は、かなりきびしく設定されていることが多いです。決算月に入っても、数値を達成していない支店は少なくありません。

各支店にとって、運営方針で掲げた目標の数値をクリアすることが、決算月における最も優先するべき業務となるのです。

このような事情があるため、決算月になっても目標数値に届いていない支店は、融資を通すことに積極的になります。

また3月は、申し込む側も、融資が通りやすい条件が増える時期です。それは、前期と比べて当期の方が、数値が良くなっている場合です。

もし、自分の会社が3月に決算をむかえた場合は、当期と前期の決算を見くらべてみましょう。

なぜ、「9月」に融資が通りやすい?

笑顔でメモをとる女性

4月~9月は多くの金融機関にとって「上期」、9月は半期の決算期「仮決算月」となります。この9月も、3月と同じく、半年ごとの査定の月です。

期初の4月に設けられた運営方針にしたがって、目標の数値をクリアするため、各支店が積極的に融資をおこなう可能性が高くなる時期です。

9月も、審査が比較的通りやすくなるタイミングと言えるでしょう。

なぜ、「12月」に融資が通りやすい?

12月は、年末年始の仕入れや賞与支払いなどの理由で、一般的に融資の申し込み件数が多くなります。

年間で資金需要がいちばん生まれるのはこの時期です。金融機関にとっては融資額目標の達成にもつながるため、貸し出しを増やす雰囲気が強くなります。

また、申込件数が非常に多くなるため、ひとつひとつの案件をじっくり審査する余裕がなくなる傾向にあります。

そのため12月も比較的、融資の審査が通りやすくなると言われています。

融資を申し込むおすすめの時期まとめ

以上の理由から、融資が通りやすい時期は、「3月」「9月」「12月」となります。

ただ、気をつけなければいけないポイントがあります。

それは、申し込むタイミングです。

融資が通りやすいのが「3月」「9月」「12月」だからといって、「3月」「9月」「12月」に申し込むのでは遅すぎる可能性があります。

申し込めば、すぐに審査をしてもらえるわけではないからです。

融資を申し込むと、金融機関の担当者は、「融資稟議書」というものを書きます。

その「融資稟議書」をもとにして審査がおこなわれるのです。

さらに、この担当者が数件、多ければ数十件の融資案件をかかえ、そのぶんだけの「融資稟議書」を書くとするとどうでしょう。

「融資稟議書」を書くのにもかなりの時間がかかります。

「3月」「9月」「12月」に入ってから融資を申し込んだ場合、この月内に審査が間に合わない可能性が高くなってしまうのです。

ですから、おすすめの融資の申し込み時期は、「2月上旬」「8月上旬」「11月上旬」あたり、ということになります。

スムーズに融資を受けるにはタイミングがとても重要です。

稟議書が通りやすくなるような情報の提供を十分におこなった上で、融資が通りやすい時期を選びましょう。

時間に余裕をもって申し込むことをおすすめします。

>> 融資を受けるコツはタイミングを選ぶこと!詳しくはこちら!

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