創業時の銀行選び!口座開設時の確認ポイントをご紹介!
事業を始めるときに、仕事のお金を管理するための銀行口座が必要です。
「とりあえず個人の口座で…」とすると、その後の管理がとてもめんどうなことになってしまいます。
ですので、事業で使用する銀行口座は、創業時に開設しておきましょう。
Contents
口座開設は中小企業支援に積極的な支店がオススメ!
創業時に、事業の将来の事を考えて、どの銀行をメインバンクにしていくかをしっかり考えていきましょう。
メインバンクは、末永いお付き合いができるところにしておきたいですよね。
そのためには、それぞれの金融機関が実施している支援内容を調べておく必要があります。
調べておく内容は、下記になります。
- 創業融資が積極的
- 中小企業への支援が積極的
- 本店よりも支店
創業融資や中小企業への支援を、積極的におこなっている金融機関はおすすめです。
なぜなら創業時から相談することも可能ですし、事業が軌道に乗り、その後の事業拡大の時にも利用ができるので心強いですよ。
本店は避けた方がいい?
上記で「本店よりも支店」とご紹介しましたが、その理由をご紹介します。
本店で口座を開設することは可能です。
ですが、メインバンクにすることが難しいという現状があります。
金融機関の本店で取引しているお客さんは、規模が大きい会社が多いのです。
そのため、本店が定める基準に達していない事業者には、融資や支援を積極的におこなわないこともあります。
下記の場合、融資や支援の対応をしてもらえない可能性が多いので、注意が必要です。
- 本店が定める基準に達していない
- 事業の規模が小さい
- 創業したばかりの事業者で実績がない
対して支店の場合は、地域と連動した支援をおこなうことが多いので、同じ金融機関でも、本店よりも支店を選ぶことをおすすめします。
メインバンクの選択基準
メインバンクを決めるためには、どのような行動を取り、何を基準に選択すればよいのでしょうか。
金融機関には、それぞれに特色がありますので、希望の金融機関をリストアップして、それぞれの特色を調べていきましょうね。
メインバンク・何を基準に選ぶ?
事業を始めるためには、メインバンクを決めておいた方がいいのです。
ですが、どの金融機関でもいいというわけではありません。
メインバンクを決める大切な基準を下記でご紹介します。
- 地域密着型
- 創業融資が積極的
- 中小企業への支援が積極的
地域密着型の金融機関は、地域を盛り上げるために、地域を盛り上げてくれるだろうと判断された事業に対して、積極的に支援してくれます。
もしも事業が傾いた場合でも、相談すれば「どうすれば改善できるか」を一緒に考えてくれる金融機関もあります。
これから「創業・新事業を」と考えている経営者にとっては、親身に相談に乗ってくれる、金融機関をメインバンクにした方が心強いですよ。
メインバンク・どのように行動して選ぶ?
最近は、インターネットで金融機関の支援内容を確認できます。
どのような創業支援をしているかや、支援した件数がデータで表示されていますよね。
それらを確認したうえで、実際に自分でも確認していきましょう。
その方法は、下記の内容を電話で聞いてみることです。
「この地域に開業予定ですが、この地域の融資制度を利用したいと考えています。それに伴い将来的にメインバンクになって頂けるような金融機関に、口座開設をお願いしたいと考えています。御行でご対応いただければと思いお電話致しました。」
事業にあった融資制度の取り扱いがあると教えてもらえれば、ある程度絞れるのではないでしょうか。
電話とはいえ、先方とのコミュニケーションの場でもあります。
この対応を確認したうえで「面倒見がよさそう」と判断できれば、訪問して口座を開設したらいいでしょう。
公開されているデータだけではなく、金融機関の雰囲気や、支店・担当者の対応・人柄なども知ることができれば、有益な判断材料になりますよ。
複数の金融機関で口座開設していい?
事業の規模にもよりますが、3~4くらいの金融機関で口座開設しても問題ありません。
むしろ、その数くらいは作っておくことをおすすめします。
それは、メインバンクと決めて口座を作った後に、おつきあいが変わる可能性があるからです。
最初は、とても早めに対応してくれて、助成金情報も教えてくれて助かる。でも最近は…。ということがあります。
そのようにお付き合いが変わるきっかけをご紹介しますね。
- 担当者が変わって、新しい担当者との相性があまりよくない
- 最近、保険や投資の電話が多くなった
このような変化がおこり、その後、状況が長く続くようであれば、他の金融機関も考え始める可能性もあるでしょう。
口座開設の注意ポイント
上記でメインバンクの口座を作るときのポイントをご紹介しました。
ここで、口座開設の注意点もご紹介します。
それは、金融機関の口座開設をしすぎない事です。
上記で、3~4の口座開設をおすすめしましたが、それ以上の数の口座開設は、管理がとても大変になります。
複数の金融機関の口座開設は、今後の資金繰り対策の一環です。
ですが、それだけの数の金融機関と向き合い、お付き合いをしていかないといけません。
今後のためとはいえ、複数の金融機関と関係を続けていくのは大変ですよね。
ですから、口座を開設する時は、将来的に協力してくれる金融機関かどうかも、注目しておく必要があるのです。
オフィスを借りるよりも購入したいと思ったら
事業を始める拠点ですから、オフィスは必要です。
最初は、資金もあまり無いし、軌道に乗っていないので、場所を借りて始めることが多いでしょう。
ですが、事業が軌道に乗り、もう少し規模を大きくしたい時や、立地の良い場所が見つかれば、購入を考えるはずです。
オフィスの購入は、かなりの金額を用意しないと難しいですが、そんな時に、メインバンクが融資支援をしてくれればすごく助かりますよね。
事業の将来も視野に入れて、メインバンクを決めていきましょう。
まとめ
事業を運営していくためには、お金を預ける場所が必要です。
メインバンクが、将来いざという時に力になってくれれば心強いですよね。
金融機関の職員も人間ですから、コミュニケーションを通じて「事業を継続・発展させよう!」という情熱を感じた相手には、チカラを貸したくなるものです。
ですので、「敷居が高い」と思われがちな金融機関ですが、積極的にコミュニケーションをとり、強いつながりを作っていきましょう。
ですが「コミュニケーションってどうすれば…」や、そもそものメインバンク選びに悩んでしまうこともありますよね。
そんな時は、的確なアドバイスをしてくれる専門家と一緒に進めていきましょう。
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