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融資を断られた!赤字決算からでも融資を勝ちとる方法

融資  

金融機関に融資を断られるとき、その原因はだいたい以下の3つに分けられます。

  • 企業の財政状況が悪い
  • 担当者の質が低い
  • 企業の努力と担当者の熱意が不足している

今回は「企業の努力と担当者の熱意が不足している」場合の対処法についてご紹介します。

実は、3つの原因の中で一番数が多いのがこのパターンです。

この原因に対して正しく対処できれば、赤字決算の企業でも融資を勝ち取れる可能性があります。

融資が通らずお悩みの場合も、これから融資を考えている場合も、ぜひご一読ください。

赤字決算は融資否決の理由にならない

融資を断られたときに会社が赤字決算だと、それが否決の理由だと思ってしまうかもしれません。

確かに、金融機関が赤字決算の企業への融資をためらう、というのは事実です。

一方で、日本で赤字決算の中小企業は7割近くにも及びます。

ではその7割の中小企業が一律に融資を受けられないかというと、そんなことはありません。

赤字決算が何期も続いている、大きな債務超過があるというような場合は当然融資を断られるでしょう。

しかし、そこまで大きくなければそれだけで融資否決の理由にはなりません。

実はこの赤字決算の事業者こそ、融資できるかできないかのボーダーライン上にいます。

そのボーダーラインを超えられない=融資を受けられない理由が「企業の努力と担当者の熱意が不足している」ということなのです。

赤字決算が融資否決の決定打ではありません。

融資を断られる3つの理由のなかで、一番割合が高いのは実はこのパターンです。

熱意の低い担当者が原因で融資は失敗する

担当者の熱意で融資の可否が変わるだろうか、と思うかもしれません。

しかし融資可否のボーダーライン上にいる企業の場合は、この担当者の熱意こそが重要です。

熱意の高い担当者であれば、「どうすれば融資を可決できるか」ということを考え、ヒアリングや分析を重ね精度の高い稟議書を作るための努力を惜しみません。

赤字決算の会社であっても、「この会社には融資したほうがいい」と金融機関本部に思わせるのが、熱意のある担当者なのです。

一方で熱意の低い担当者においてはそのような努力をせず、いつも通りの仕事で集まったそれなりの材料で稟議書を作成します。

そのような稟議書では融資可否のボーダーラインを超えられません。

結果として融資を断られることになるのです。

企業の努力次第で融資は成功する

熱意の高い担当者であれば、融資を可決するための情報、つまり「融資へのマイナスになる要因をひっくりかえすような情報・材料」を自分から用意してくれます。

もし、熱意の低い担当者にあたってしまったらそれは期待できません。

そのためその材料を企業自身が用意し、金融機関に提示する必要があります。

この「企業の努力」こそが融資可否のボーダーラインを決める重要な要素なのです。

「融資へのマイナスになる要因をひっくりかえすような情報・材料」 が用意できれば、担当者の熱意や能力に左右されることなく融資を成功に導くことも可能です。

熱意の低い担当者に当たってしまったときの対策

「融資へのマイナスになる要因をひっくりかえすような情報・材料」 に加えて、融資を可決するために重要なことがあります。

それは「担当者の上司と直接交渉する」ということです。

熱意の低い担当者に新たな情報や材料を渡しても、それを積極的に活用して稟議書を改善しようとは思ってくれません。

むしろ「仕事を増やしてくれるな」と思っているかもしれません。

また、担当者の上司で融資の責任者でもある貸付担当役席に対しても熱意をもって説得することはないでしょう。

熱意が低いので、面倒くさいと感じてしまうのです。

これでは、いつまでたっても融資を受けられません。

そこで、担当者をとびこえてその貸付担当役席と直接交渉してしまうのです。

社長自ら支店を訪問し、貸付担当役席に熱意をもって 「融資へのマイナスになる要因をひっくりかえすような情報・材料」 を提示できれば、融資を前向きに検討してくれることもよくあります。

まずは融資を断られた理由の確認を

担当者の熱意、そして企業努力の不足が融資否決の原因なら、

  • 「融資へのマイナスになる要因をひっくりかえすような情報・材料」を用意する
  • 貸付担当役席と直接交渉する

この二つの対策で融資を逆転ゲットできる可能性があります。

しかし、もし原因が違うところにあれば上記の対策は見当違いで、全く効果のないものになってしまうかもしれません。

そのため、融資を断られたらまずその理由を正確に知ることが重要です。

熱意の低い担当者が原因なら、普段の付き合いからなんとなく感じとることができるでしょう。

それ以外の理由なら担当者に尋ねる、場合によっては貸付担当役席に話を持っていくことも必要です。

最初は「総合的に判断して」とお決まりの文句ではぐらかされることもありますが、きちんと追求すれば融資否決の原因を把握することは可能です。

迷ったら融資の専門家のサポートを検討してみましょう

赤字決算であっても融資を受けることはできます。

それでも失敗してしまうのは融資可否のボーダーラインを超えるための「企業の努力と担当者の熱意が不足している」のが原因です。

そこから融資につなげるためには

  • 「融資へのマイナスになる要因をひっくりかえすような情報・材料」を用意する
  • 貸付担当役席と直接交渉する

この二つの対策が有効です。

とはいえ、どんな資料を用意すればいいのか、貸付担当役席とどう話を進めればいいのかわからない経営者もいるでしょう。

そんな時は、士業やコンサルタントなどの融資の専門家にサポートを依頼するのがおすすめです。

何社もの融資をフォローしてきた知識と経験で、あなたの力強いサポーターになってくれるでしょう。

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