融資が否決!最後まで諦めない資金調達方法7選をご紹介

事業運営をしていて、資金が必要になった場合、金融機関に融資を申請しますよね。
ですが融資申請をしても「否決」されることもあります。
そのような場合、他の金融機関に融資申請をしなければと、慌ててしまうかもしれません。
たとえ融資が否決されたとしても、他の方法で資金調達は可能です。
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否決理由をヒアリングした上で再申請

金融機関に融資を申請しても、否決されることもあります。
申請をした経営者側は、落ち込んでしまったり「他の金融機関に…」と、いろいろなことを考えてしまうかもしれません。
ですが、融資の申請を否決されても、諦めてはいけません。
金融機関に理由を聞く

融資申請が否決された場合、真っ先にしなければならないことは、金融機関に「否決した理由を聞く」ことです。
金融機関には「謝絶理由を伝える義務」があります。
金融機関の貸付部門の責任者に、経営者が直接尋ねれば「融資が通るための改善ポイント」を教えてくれます。
断られた理由をきちんと聞いて確認しておきましょう。
改善ポイントを修正して再申請へ

金融機関から、改善ポイントを確認したあとは、再び申請するための準備を始めましょう。
融資申請を断られた金融機関に、再び申請をしてはいけないというルールはありません。
むしろ、改善した方がいいポイントを確認できたということは、そのポイントを改善すれば、融資が通る可能性が高くなるということなのです。
- 財務内容
- 資金使途
- 返済根拠など
改善すべきポイント(問題点)を解決して、新たに必要な書類も揃えていきましょう。
改善ポイントを改善して、反映された内容で、融資責任者にきちんと説明をすることができれば、融資が実行される可能性が高くなりますよ。
別の金融機関に融資を打診する

お付き合いをしているメインバンクが1行のみの場合、融資を申請しても断られてしまった場合「この先どうすればいいのか…」と、悩んでしまうかもしれませんが、金融機関は1つではありません。
融資が否決された理由は企業側だけにあるのではない

融資が否決された場合、自分たちに問題点があったからと、思う経営者も多いと思います。
ですが、金融機関側の問題で融資が否決される場合もあるのです。
- 財務状況に問題がない
- 返済根拠にも問題がない
- 資金使途も妥当
上記の状態で融資が否決された場合は、金融機関側の事情が原因である可能性があります。
金融機関の事情とは

金融機関側の事情として、下記のような問題点があります。
- 担当者の力量不足
- 支店の方針
金融機関の融資は、担当者が経営者から話を聞いて「稟議書」を作成します。
融資申請の審議は、担当者が作成した稟議書を元にしておこなわれるので、作成された稟議書の内容が十分なものでない場合、申請が通ることはありません。
そして金融機関は、支店ごとに融資方針があるため、支店によって融資が通らないケースもあるのです。
金融機関側の事情で融資が通らなかった場合

もしも、金融機関の事情で融資が通らなかった場合、経営者側に問題がないのですから、他の金融機関にも融資を打診してみましょう。
経営状況に問題も無い場合は、他の金融機関に打診をすれば、融資が通る可能性は高いです。
ですが、今まで取引をしたことがない金融機関に融資申請をしても、融資が通ることは難しいという問題があります。
金融機関は、経営者の人となりや月次報告などを聞くことで、企業側の状況を知ることができるのです。
急に、よく知らない企業から融資申請が来ても、状況が全くわからなければ、審査も難しいですよね。
メインバンクが1つしかない場合、融資申請のときに困ることになるので、複数の金融機関と良い関係を作っておきましょう。
手形貸付の利用を打診する

金融機関での融資が断られた場合、証書貸付ではなく「手形貸付」の使用を検討することもおすすめです。
手形貸付と証書貸付

手形貸付とは「約束手形」を担保にして金融機関から融資を受けることです。
約束手形は、下記の項目が決まっている有価証券の一種で、決まった入金があるけれど、その期間までの繋ぎとして、まとまった資金が欲しいというパターンに活用されます。
- 支払う期日
- 支払う金額
- 発行した日付
証書貸付とは、借用書をもとにして金融機関からお金を借りることで、「融資」といえば証券貸付のことを指していると思っていてもいいでしょう。
手形貸付の返済方法は「一括返済(1年以内)」ですが、証書貸付は長期間の分割返済です。
手形貸付の方が、短期間(1年以内)での返済のため、金融機関のリスクが低いという、金融機関側のメリットがあります。
短期継続融資(短コロ)も活用できる

手形貸付の返済後、再び手形貸付を重ねることを「短期継続融資(短コロ)」といいます。
手形貸付の一括返済が終了した後に、再び手形貸付で借り入れるという流れです。
手形貸付の返済が「一括」というリスクはありますが、「融資の毎月返済が負担」ということが無いので、資金を継続して確保することが可能になるでしょう。
リースや割賦を活用する

金融機関から融資を受けることができなくても、資金調達の方法はあります。
目的にもよりますが、一例として設備投資で資金が必要なケースをご紹介しますね。
設備投資は「リース」や「割賦購入」を活用する

リースとは、金融機関系のリース会社が必要な設備を購入して、企業が毎月のリース料金を支払うということです。
割賦購入は、販売会社から購入をするときに「分割払い」を活用する方法のことです。
「リース」や「割賦購入」のメリット

「リース」や「割賦購入」を活用すると、初期費用の負担を抑えることが可能になります。
リース会社や販売会社の判断で、導入が可能ですので、金融機関の審査も必要ありません。
そして、リース料金や分割払いは経費として処理が可能なので、節税効果もあります。
ファクタリングを活用する

資金調達の方法として、「ファクタリング」という手段もあります。
ファクタリングとは

ファクタリングとは、売掛債券を専門の業者に売却をして、入金期日前に現金化するという仕組みです。
借入とは異なり、企業が負債を増やさずに資金を得ることが可能になります。
そのため、バランスシートを悪化させずに資金繰りの改善が可能です。
そして売掛先が大手企業の場合、回収のリスクが低いと判断をされるため、審査も通りやすく、現金化も早いです。
ファクタリングの注意ポイント

ファクタリングは、早めに資金化ができるため、検討する経営者も多いかもしれません。
ですが、注意ポイントがありますので、良い面だけではなく、気をつけなければいけないポイントも踏まえておきましょう。
- 手数料が数%〜十数%と高め
- 悪徳業者も存在する
急いで資金が必要な場合に「応急処置」としての活用ならば、問題ないのですが、手数料が高いので、繰り返し活用すると、資金繰りを圧迫する恐れがあります。
そして、もっとも気をつけなければならないポイントは「悪徳業者」です。
- 法外な手数料
- 二重譲渡
- 不透明な契約内容から違約金を課せられる
上記のトラブルにあうと、さらに経営が悪化してしまう恐れもあります。
そうならないためには、複数のファクタリングの会社の見積もりを取り、内容の確認をしっかりおこなってから利用しましょう。
ノンバンクから資金調達を行う

金融機関からの融資が難しい場合、他の選択肢も視野に入れてみましょう。
その1つに「ノンバンクを活用する」という方法もあります。
ノンバンクとは

ノンバンクとは、下記になります。
- 消費者金融
- 事業者金融系
- リース会社
- クレジット会社など
銀行以外で融資をおこなっている業者のことです。
ノンバンクの融資のメリット

ノンバンクを活用するメリットは下記になります。
- 審査が穏やかで借りやすい
- 短期間で資金を得られる
急な資金が必要な場合は、経営者の味方になってくれます。
ノンバンク融資のデメリット

ノンバンクは、下記のデメリットもあります。
- 一般の金融機関に比べて金利が高い
- 借入残高が増えると、金融機関からの信用力が下がる
- 銀行融資よりも借りやすいので、返済の見通しが立てにくくなり、経営を圧迫する恐れがある
ノンバンクの融資の金利は、一般の銀行の融資の金利よりも、高く設定されているため、返済の負担は大きくなります。
そして、ノンバンクからの借入残高が増えすぎると、金融機関からの信用が落ち、将来の融資に悪影響を与える可能性があります。
急な資金調達には便利ですが、場当たり的とも言えるので、利用する際には注意が必要です。
どうしても資金調達ができない場合は「リスケ」を依頼する

金融機関に「改善した方がいいポイント」を教えてもらい、対策をしても融資を断られた場合は「リスケ(返済条件変更)」を依頼しましょう。
リスケとは

リスケ(返済条件変更)とは、現在、受けている融資の返済スケジュールの見直しを金融機関に申請するということです。
融資は、事業を発展させるための資金が必要という理由で申請をする経営者が多いですが、資金繰りが難しいので運転資金を得たいために融資を申請する場合もあるのです。
金融機関は、将来性のある事業に対してのみ融資を実行します。
事業の発展が難しいと判断された場合は、融資が否決される傾向があるため「月々の支払いが厳しいので融資を…」という場合は、追加融資は難しいと思っていた方がいいでしょう。
リスケのメリット

リスケのメリットは下記になります。
- 毎月の返済額が減る
- 一定期間の元金返済の猶予など
リスケが実行されれば、毎月の返済額が減るため、資金繰りを安定させることが可能になります。
リスケのデメリット

リスケのデメリットは、下記になります。
- 新規融資は難しくなる
- 返済期間が長くなる
リスケは「月々の返済が難しいから、猶予がほしい」と金融機関に依頼をすることです。
リスケが申請されれば金融機関は「この企業は経営が厳しいのだな」と判断をされ、新規融資は難しくなるでしょう。
そして、月々の返済の期限も長くなります。
まとめ

金融機関の融資が否決されても、資金調達の方法は複数あります。
自分たちに合った手段で、事業を立て直すことが可能です。
ですが、実際には下記のように悩む経営者は多いのでは無いでしょうか。
- どの方法を選ぶべきか
- 金融機関にどう説明すればよいか
今後も事業を続けるためには、どのような方法を選ぶかはとても大切ですし、取り組むための知識も必要になってきますよね。
事業運営に集中したい経営者の方にとっては、とても負担の多い選択になるのでは無いでしょうか。
そのような場合は、しっかりとした知識をもつ専門家に相談しましょう。
