【画像付き】新型コロナウイルス感染症特別貸付のWEB申込方法を解説!
このたび1都3県に緊急事態宣言が出されました。新型コロナウイルス感染症が流行する以前のような経営状態への復帰は、まだまだ難しい状況が続いています。
事業内容によっては、新しい形態への切替が必要となる場合もあるでしょう。
「新しくデリバリーサービスを始めたい」「感染予防対策のための設備を入れ替えたい」など、さまざまな事情で、資金繰りに悩んでいるケースも多くあるかと存じます。
当社へも、最近、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」について、問い合わせを多くいただいています。
そこで今回は、WEB上から「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を申し込む方法を、画像付きで詳しく解説します。
新型コロナウイルス感染症特別貸付とは?
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」とは、新型コロナウイルス感染症の影響で業績が悪化した事業者が融資を受けられる制度です。
無担保で借りられる上、実質無利子制度(3年間)や返済期間が長いのが特徴です。
また、融資限度額も開始当初より増額しており、国民生活事業の場合は8,000万円、中小企業事業の場合は6億円まで借りられるようになりました。
詳しい内容は以下の日本政策金融公庫のサイトでも確認できます。
WEB上から申し込む手順を解説!
では、早速WEB上から「新型コロナウイルス感染症特別貸付」に申し込む方法を説明していきます。
まず、以下の申込サイトにアクセスします。
事業資金 お申込受付(新型コロナウイルス感染症特別貸付専用)|日本政策金融公庫
少し下にスクロールした場所にメールアドレスの登録欄がありますので、入力します。
「ご利用にあたっての注意事項・同意事項」を読み、その下のチェックボックスをクリックし、「同意してメール送信」を押します。
すると以下の画面へ切り替わります。
入力したメールアドレス宛に、入力フォームのサイトURLが届きますので、クリックしてください。
URLには有効時間が設定されているため、早めにアクセスしましょう。
届かない場合は、迷惑メールに入っていないか等もご確認ください。
無事アクセスできましたら、以下のようなページが表示されます。
ここから実際に申し込みに必要な情報を入力していきます。
まずは申込者と代表者の情報を入力します。
全て必須項目ですので、もれなく入力しましょう。
続いて、事業所の所在地や連絡先を入力します。
その下は、営業所の所在地と郵送物の送付先を入力します。
本店所在地と同じ場合は、何も変更せずに進みます。
次に業種や従業員数を記入します。
外出することが多い場合は、携帯電話の番号も入力しておきましょう。
続いて入力するのが、家族の情報です。
人数分追加できるようになっているので、家族が多い方は追加してください。(ただ、記入は必須ではありません。)
次からは、融資内容に関する入力です。
ここでは、借入希望額や希望返済期間、返済に関する情報を入力します。
「返済期間」は、設備資金は20年以内、運転資金は15年以内で希望を出すことができます。これは、最長期間で出されることをおすすめします。
「元金据置」とは、「借りたお金を返済開始する期日を待ってもらえる期間」のことです。
ここを「希望する」にしなければ、融資入金後すぐに元金返済がスタートしますので、ご注意ください。
この据置期間も、まずは最長期間で書くことをおすすめします。ただし、審査の結果、一般的には2~3年程度になることが多いです。
また、公庫と今までに取引したことがあるかのチェック欄もあります。取引のある方は忘れずに「有」にチェックを入れましょう。
次は、支店窓口を選択します。
ここは少し注意が必要です。
- すでに公庫と取引のある場合
- 取引している支店を優先
- 初めて公庫に申し込む場合
- 基本的に法人なら本店所在地、個人なら営業所所在地を選択します。
もし、わからない場合は、電話でも確認ができます。
間違えてしまうと融資まで時間がかかることもあるため、気を付けましょう。
最後に借入希望日を入力し、法人代表の保証人不要制度を適応するか否かを選択します。
そして、一番下の「確認画面へ進む」をクリックします。
その後、確認画面が表示されますので、間違いなければ申込をします。
ここまでで、WEB上からの申込作業はおしまいです。
必要書類の送付
WEBからの手続きが完了したら、次は必要な書類を送付する必要があります。
必要な書類は以下のサイトでも確認できます。
【国民生活事業】 ご提出書類のチェックリスト(新型コロナウイルス感染症特別貸付)|日本政策金融公庫
また、必要書類を送付する際に
- 売上が減ったことを説明する資料
- どれくらいの資金が必要か説明できる資料
- 返済できる根拠を説明する資料
も一緒に送付すると、手続きがスムーズです。
また、レターパックなどの追跡できるもので送ると、きちんと届いたか確認できるため安心です。
面談→審査→融資決定!
WEB申込の全体の流れを説明すると以下の通りです。
- WEBから申込
- 資料をそろえて公庫に送付
- 受付完了
- 電話にて面談日程を決める
- 面談をする
- 審査
- 融資結果決定
資料を送付したら、後は公庫から面談の日程連絡を待ちます。
面談の日程は、融資希望日を考慮してくださる傾向にあります。
その後、審査を経て融資決定という流れです。
WEB申込は事前の書類がカギ!
WEBからの申込は、電話や対面で相談しながらではなく、事前に必要な情報を送付してから面談します。
そのため、事前に送付する追加書類で
- コロナの影響で売上が下がったこと
- なぜこの金額の資金が必要なのか、使い途はなにか
- 返済できるのか
を説明できることが大切です。
なぜならば、このことが一番金融機関が気になるところだからです。
もし、書類作成で困ったら、専門家に相談してみるのもひとつの手です。
ぜひうまく活用して、今後の事業継続のために乗り越えていきましょう!