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お金を借りるなら創業時!少しのリスクよりも大きな安心

 2020/03/03 創業融資  
差棒で示す女性

事業を新しく始めるとき、悩んでしまうのがお金のことです。

借りられるお金は借りておいた方がいいとは聞くものの、なるべく借金はしたくないと考える方が多いのではないでしょうか。借金を抱えるということは、リスクを抱えることに直結するのでは?という思いがあるからです。

確かに事業を始めるときは、上手くいくよう願う気持ちと、先がどうなるか不安な気持ちと両方持ち合わせているものです。そうなると、なるべく今ある自己資金だけでどうにかなるのではないか、と考えてしまいがちです。

お金を借りたくない気持ちになるのは、以下の3つが大きな理由です。

  • 事業がうまく行かなったときのリスク
  • 金利がかかるので負担
  • 自己資金で当面の間は十分

もちろん、こちらの3つの理由はもっともです。しかし今回の記事では、創業にお金を借りておいた方が安全であるという、根拠を説明します。

融資を受けるのには抵抗があると思っている人にこそ、読んでほしい記事です。

創業時がチャンス!借りておいたほうがいい3つの理由

女性がチェックマークを指さしている

デメリットにばかり目がいってしまいがちですが、実は逆なのです。事業は必ずしも思ったとおりに成長しないからこそ、創業時にお金を借りておくメリットがあります。しかも、借りるなら創業時がおすすめという根拠があるのです。

事業を始める今だからこそできることのチャンスがあります。せっかくのチャンスです。この機会を逃す手はないので、ぜひ参考にしてください。

1.創業した後だと審査が厳しくなる

スケジュール等のツール

事業を行う中で、資金が足りなくなったタイミングで借りればいいと考える人もいるでしょう。しかし、事業を始めてからお金を借りたいという時は、順調に利益が上がっていない時です。

うまく行っていないときに慌てて借りに行っても、それまでの経営状況を見られてなかなか融資してもらえなくなります。「ここ半年はあまり売上が伸びていないようですね。後、半年ほど経過を見させていただいて、上向きになったらご相談ください」というように、断られてしまうことも少なくありません。

その点創業時は、真っ白な状態ですので、経営状況はもちろん見られません。代わりに「自己資金」「今までの経験」「事業計画書」の3つが見られます。

つまり、自己資金がそれなりにあって、これからの事業計画がきちんとしているということを示せば、融資してもらえるということです。

経営状況というはっきりした数字に比べると、創業時の審査はある一定の基準をクリアしてさえいれば、融資してもらえます。

2.予算が多い方が事業は有利だから

資料の画像

いますぐにお金がたくさん必要ではないという状況でも、資金はあるに越したことはないです。事業はなかなか思うようには進まないものです。うまくいかない状況を打ち破るには、お金が必要になります。

例えば、飲食店を始めたとします。「客足が思ったより伸びないな」という場合、広告を出すのは効果的です。予定していなかった広告費という大きな出費がのしかかります。自己資産のみでぎりぎりの場合、この出費は痛手です。

事業にいわゆる「テコ入れ」をすることは、経営者として大きな決断です。そして、大きな決断なくして、事業を進めていくことはできません。その時の安心材料として、潤沢な資金があるということは大きな強みです。多めの予算があれば、思い切った決断もしやすいのです。

3.金利は安心のための保険料

笑顔の女性

それでも、せっかく借りたお金を使わなかったら、金利の分だけ損してしまうのではないかという不安があると思います。

500万円借りたとします。金利が2.4%だと仮定して計算すると、年間で12万円利子を払うことになります。ひと月1万円の計算です。たった1万円と思う人もいれば、1万円も増えるのかと思う人もいるでしょう。

しかし、自己資金で補えない不測の事態が起きたとき、資金がなければ借りるか廃業するしか道はありません。事業を始める上で一番避けたいのは、倒産するということです。そして、倒産しそうな会社にお金を貸してくれる銀行はありません。

使う必要がなければ定期預金に預けておけば、わずかですが金利として戻ってきます。いざという時の保険料だと思えば必要経費になります。大事なことは、金利を少ないと思えるくらい事業を成功させることです。そのためにも、最初の資金調達は大事なことです。

たっぷりの資金でしっかり経営しよう

スーツ姿の女性

事業を始める上で、リスクをなるべく減らすことは大切なことです。小さな損を気にして、大きな利益を逃すようなことは避けるべきです。リスク管理のための借金は、デメリットではなくメリットになるのです。

一番融資を受けやすい時期は、創業時です。このチャンスを逃すと、後は経営が順調に回り成長したときになります。創業時に、経営資金を多めに確保して、使うべきところでお金を使うことで、順調な経営が見えてきます。

タマゴが先か?ニワトリが先か?という有名なパラドックスがあります。事業の場合は融資が先で、順調な経営は後なのです。融資を認められたというのも、事業にとって初めての信頼を勝ち取ったという成功にもなります。

創業時に賢く融資を利用して、事業をどんどん大きくしましょう。

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