トランプ関税で売上減?今すぐできる資金繰り防衛策と公的支援の賢い使い方

「海外との直接取引はないから、うちは関係ない」
「政治や経済の大きな話は、よく分からない」
そう思われる経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、こうした世界情勢の変化、いわゆる「外的要因」は、巡り巡ってあなたの会社の経営に大きな影響を及ぼす可能性があります。
例えば、あなたの主要な取引先が、輸出関連の企業や、海外から部品を仕入れているメーカーだったらどうでしょう。関税の影響でその取引先の業績が悪化し、発注がストップしたり、支払いが遅れたりするかもしれません。
その結果、あなたの会社の売上も突然減少し、資金繰りが一気に厳しくなる…という事態は、決して他人事ではないのです。
この記事では、こうした予測が難しい外的要因によって売上が遅れたり、減少したりする事態に備え、中小企業の経営者が今からできる具体的な対策を分かりやすく解説します。
Contents
1. まず何から?売上遅れ・減少に備える「資金繰り対策」の第一歩

外的要因による売上減少の最も怖い点は、「突然やってくる」ことです。いざ問題が起きてから慌てて対策しても、手遅れになるケースは少なくありません。重要なのは、問題が起きる前から先手を打っておくことです。
具体的に、今から取り組める対策は大きく2つあります。
未来のキャッシュフローを守る「資金繰り表」
まず、基本中の基本でありながら、最も重要なのが「資金繰り表」の作成と管理です。
資金繰り表とは、簡単に言えば「会社のお金の流れを見える化する表」のことです。いつ、どこから、いくらお金が入ってきて、いつ、どこへ、いくら出ていくのかを時系列で管理します。
これを作成することで、
「このままだと、3ヶ月後には資金がショートしそうだ」
「取引先A社からの入金が1ヶ月遅れると、これだけの影響が出るな」
といった未来の資金状況を予測することができます。
難しく考える必要はありません。まずはExcelなどで、数ヶ月先までの現金の入出金予定を書き出すことから始めてみましょう。この「お金の見える化」が、あらゆる対策のスタートラインになります。
いざという時のための「資金調達」という選択肢
資金繰り表で「将来、資金が足りなくなるかもしれない」というリスクが見えたら、次の一手は「資金調達」の準備です。
資金繰りが本当に厳しくなってから金融機関に駆け込んでも、「なぜもっと早く相談に来なかったのですか?」と言われてしまい、良い条件での融資は期待できません。
「晴れている日に傘を借りる」という言葉があるように、業績が良い、あるいはまだ余裕があるうちから金融機関に相談し、いざという時に備えておくことが鉄則です。
主な資金調達の方法には、以下のようなものがあります。
プロパー融資:金融機関から直接受ける融資です。普段から試算表などを提出し、良好な関係を築いておくことが重要です。
信用保証協会付融資:公的機関である信用保証協会が保証人となることで、金融機関からの融資を受けやすくする制度です。プロパー融資が難しい場合でも利用できる可能性があり、中小企業の強い味方です。
日本政策金融公庫からの融資:国が100%出資する金融機関です。特に、経済環境の変化などで影響を受けた事業者向けのセーフティネット貸付など、民間の金融機関を補完する役割を担っています。
重要なのは、選択肢を一つに絞らず、自社の状況に合わせて最適な方法を検討しておくことです。
2. 知らなきゃ損!国や自治体が用意する「セーフティネット保証」とは?

「うちのような小さな会社でも、使える制度なんてあるの?」
もちろんです。外的要因によって経営に影響が出た中小企業を救済するため、国は非常に心強い制度を用意しています。その代表格が「セーフティネット保証制度」です。
どんな時に使えるの?
セーフティネット保証とは、自然災害、取引先の倒産、そして今回のテーマである経済環境の急激な変化(トランプ関税なども含まれる可能性があります)など、自社の努力だけではどうにもならない理由で経営の安定に支障が生じている中小企業を支援するための制度です。
この制度を利用するには、まず本店所在地のある市区町村から「特定中小企業者」としての認定を受ける必要があります。
特に、以下の2つは利用されることが多い類型です。
セーフティネット保証4号:自然災害など、特定の地域で突発的に発生した災害により影響を受けた事業者が対象。
セーフティネット保証5号:国が指定した、全国的に業況が悪化している業種に属する事業者が対象。関税問題などで特定の業界全体が不振に陥った場合などは、こちらに該当する可能性があります。
セーフティネット保証の大きなメリット
この制度の最大のメリットは、通常の保証協会付融資とは「別枠」で、追加の保証枠が用意される点にあります。
つまり、すでに保証協会付融資を利用していて「もうこれ以上は借りられないかも…」と思っている場合でも、セーフティネット保証を使えば、さらに資金調達できる可能性があるのです。これは、いざという時の資金繰りにおいて、非常に大きなアドバンテージとなります。
3. どうやって調べる?どこに相談する?具体的なアクションプラン

「制度のことは分かったけど、具体的にどうすればいいの?」
ここでは、実際に制度を調べて、相談するための具体的な方法をご紹介します。
制度の調べ方
まずは、自社が制度の対象になるかを確認しましょう。一番手軽な方法は、インターネット検索です。
「(自社の市区町村名) セーフティネット保証」
「(自社の業種) セーフティネット保証5号」
このように検索すれば、お住まいの自治体の担当窓口や、最新の指定業種に関する情報が見つかります。また、中小企業庁のウェブサイトにも、制度の詳細や最新情報が掲載されています。
身近にある相談窓口
制度について詳しく知りたい、自社が使えるか相談したい、という場合は、以下の窓口に連絡してみましょう。
市区町村の商工担当課:セーフティネット保証の認定手続きを行う窓口です。まずはこちらに相談するのが最も確実です。
商工会議所・商工会:地域の事業者に寄り添った、身近な相談相手です。経営に関する様々なアドバイスをもらえます。
取引のある金融機関:融資の相談と合わせて、使える制度がないか聞いてみるのも良いでしょう。
そして、もう一つの選択肢が、私たちのような融資や資金調達の専門家に相談することです。専門家は、様々な制度を熟知しており、情報収集の手間を省けるだけでなく、貴社の状況を客観的に分析し、最適な資金調達の方法を提案することができます。
4. 変化の時代を乗り切るために。融資のことならマイクリエイトへ!

トランプ関税のような外的要因は、私たち自身でコントロールすることはできません。しかし、その影響にどう備え、どう乗り越えるかは、事前の準備と行動によって大きく変えることができます。
「資金繰り表の作り方が分からない」
「自社に合う公的支援制度を教えてほしい」
「金融機関との交渉に不安がある」
もし、あなたが少しでもこのような不安を感じているなら、どうか一人で抱え込まないでください。
予測不能な未来に備え、会社と従業員、そしてあなた自身と家族を守るために。その力強い一歩を、私たちが全力でサポートします。
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