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個人事業主なら屋号入り口座!お金と信頼の嬉しいメリット

 2021/06/01 その他  

事業を営むうえで銀行口座は必須です。

しかし、プライベートの口座と一緒にしているとお金の管理が複雑になり、確定申告でも余計な手間が増えてしまいます。

個人事業主なら屋号入りの口座を持っていると、とても便利です。

今回は屋号入り口座の基礎知識と、屋号入り口座が作れる銀行をご紹介します。

屋号入り口座とは?

屋号とは、個人事業主が事業を行う際に使う名前のことです。

会社名、店名、ブランド名などがそれにあたります。

銀行口座は基本的に本名でしか口座開設できません。しかし、一部銀行ではこの屋号を口座名義に入れた口座を開設することができます。

屋号入り口座を開設することで事業者はさまざまなメリットがあります。

屋号入り口座を開設するメリット

屋号入り口座を開設する際に書類の準備が必要だったり、個人口座と違い開設まで時間がかかるなどといった手間はあります。

しかし、基本的に屋号入り口座を開設することは事業者にとってメリットだらけです。

お金の管理が楽になり確定申告もスムーズに

確定申告では、事業の収入や経費を申告する必要があります。

この時にプライベート用と事業用の口座が一緒になっていると、その入出金がどちらのものなのか一つ一つ確認しなくてはいけなくなります。

事業に使用している口座の取引をすべて帳簿につける必要があるので、プライベートのものについても記帳の対象になってしまいます。

屋号入り口座を持っていればこれらの手間がなくなるので、金銭管理が楽になります。手間が減ればミスも減り、正しい申告にもつながります。

お客様に安心感を与えられる

ネットショップを経営する場合など不特定多数のお客様から口座に入金がある場合、個人名だけの口座だと不安に感じられる場合もあります。

屋号入り口座ならお店の名前が入っているので、お客様も「きちんとしたお店なのだな」と安心感を得ることができるのです。

都市銀行で屋号入り口座を開設する

大手都市銀行は以下の4行でいずれも屋号入りの口座開設が可能です。

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行

注意が必要なのはみずほ銀行です。

みずほ銀行では屋号入り口座は「営業性個人口座」とよばれ、すでに個人口座を持っている場合は屋号入り口座を開設できません。

都市銀行は支店やATMが多く、全国どこからでも入出金や振込しやすいのがメリットです。

同一銀行間では振込手数料が安くなるので、お客様にとっても嬉しいと感じるポイントになるのではないでしょうか。

ネット銀行で屋号入り口座を開設する

以下のネット銀行でも屋号入り口座を開設することができます。

  • 楽天銀行
  • ジャパンネット銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • イオン銀行

ネット銀行は、パソコンを使って簡単に取引が行える使いやすさが魅力です。

条件を満たせば、コンビニATMでの手数料や振込手数料も安く抑えられます。

一方で実店舗がないので不安に感じるという声もあります。

融資の審査も厳しい傾向があるので、融資を検討している場合は避けた方がよいでしょう。

楽天口座で屋号入り口座を開設する場合は、それとは別に個人口座の開設が必須です。

また、ネット銀行といえば住信SBIネット銀行やセブン銀行も大手ですが、この2行では屋号付き口座は開設できません。

こんな銀行でも屋号入り口座を開設できる

都市銀行やネット銀行以外にも屋号入り口座を開設できる銀行があります。

他にはないメリットもありますので、自分の事業にあわせて選びましょう。

ゆうちょ銀行

他の銀行では屋号と本名の両方が記載された口座にしか開設できません。

それに対して、ゆうちょ銀行は屋号だけの口座が開設できます。本名を出したくない事業者にとっては嬉しいポイントです。

注意しなくてはいけないのは、ゆうちょ銀行の屋号入り口座は振込口座ということです。

通帳やキャッシュカードがないため、入出金は窓口がネットバンキングを利用しなくてはいけません。

ATMが使えないのでその点も検討して選びましょう。

地方銀行・信用金庫

地方銀行や信用金庫など地域密着型の金融機関でも、屋号入り口座は開設可能です。

これらの金融機関は特に、小規模事業者に対して親身に対応してくれます。

将来融資などを検討している場合は、地方銀行に屋号入り口座を開設しておけばいざというときも相談に乗ってもらいやすくなるという魅力があります。

事業拡大を考えている場合は地方銀行がおすすめです。

屋号入り口座開設に必要な書類

屋号入り口座を開設するためには以下のような書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
  • 開業届もしくは確定申告書
  • 屋号が確認できる資料(賃貸契約書、公共料金の領収書など)

個人口座の開設と違うのは、本人確認書類のほか、事業や屋号を確認できる資料が必要になる点です。

詳細は銀行によって異なります。事前に確認しておきましょう。

メリットだらけ!個人事業主なら屋号入り口座を開設しよう

個人事業主として仕事をするなら、プライベートの口座と事業で使う口座を区別したほうがさまざまなメリットがあります。

煩雑な確定申告の手間を減らせるのは嬉しいポイントです。

お店の名前が入ることでお客様の信頼を得られるのも魅力的です。

都市銀行、ネット銀行、ゆうちょ銀行や地方銀行など、それぞれに使いやすさが違います。ご自分の事業スタイルにあわせて検討してみてください。

>>屋号入り口座についてもっと知りたい!お役立ち情報はこちらから

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