【東京2024】創業助成事業、第2回募集開始!
東京都中小企業振興公社の創業助成事業の募集が、令和6年9月25日から始まります。
「創業助成」と聞くと「これから事業を始めたい」と思う人や「少し前に創業しました」という人にとっては、助成される内容がとても気になるのではないでしょうか。
今回は、公社の創業助成事業の気になる内容をご紹介します。
Contents
創業助成事業の概要
創業助成事業とは、東京都の中小企業振興公社が実施する助成事業です。
東京都内の開業率が、とても低い状況にあるため、創業希望者へ着実な支援をおこなうことを目的にしています。
創業助成事業は、創業する時にかかる経費の一部を助成してくれるので、これから始めたいと考えている人は、ぜひ活用してくださいね。
創業助成対象者と助成内容
公社の創業助成事業の対象者や、気になる助成内容をご紹介します。
創業助成事業の助成対象者は?
創業助成事業の助成を受けることができる対象者には、どのような条件があるのでしょうか。
下記が、助成を受けることができる対象者です。
- 都内で創業を具体的に計画している個人や創業後5年未満の中小企業者などの、一定の要件を満たす人
これから事業を始めようと思って、具体的な計画を立てている人と、既に創業しているけれど、5年未満の人が対象になります。
助成内容
創業助成事業の助成内容をご紹介します。
助成の対象となる期間も、下記でご紹介しますので、確認しておいてくださいね。
- 助成対象期間…交付決定日(令和7年3月1日予定)~6ヶ月以上2年が経過するまでの間で、事業が必要な期間
- 助成限度額…最大400万円(下限100万円)
- 助成率…3分の2以内
該当の経費の3分の2以内が、対象になります。
助成対象になる経費とは?
助成の対象になる経費をご紹介します。
創業するための初期の段階で必要な経費が対象になりますが、具体的な経費は下記です。
- 賃借料
- 広告費
- 器具備品購入費
- 産業財産権出願・導入費
- 専門家指導費
- 従業員の人件費
- 市場調査・分析費
都内で開業する場合、家賃もかなりかかりそうですよね。
少しでも補助が出れば、嬉しいのではないでしょうか。
創業助成事業の申請要件
申請には、これから紹介する要件を全て満たす必要があります。
創業助成事業を受けたい人は、必ず早めに確認をして、早い段階で申請ができるように準備しておきましょう。
申請要件①「確認チャートで該当するか」
申請の要件を確認するためのチャートがあります。
その確認チャートで、ご自身が助成を受けられるかを確認しておきましょう。
申請要件②「創業支援事業を利用したことがあるか」
2つ目の申請要件は、「記載されている①~⑱の創業支援事業を利用しているか」が必要になります。
もしも今まで活用したことが無い場合は、申請日までに利用しましょう。
要件を満たすためには、2カ月以上の時間が必要になりますので、早めに利用を検討しましょう。
申請要件③「事業が下記を満たしているか」
3つ目の要件は、これからご紹介する下記を満たしているかが問題になります。
- 所定の年数以上、事業活動を実施できる
- 助成対象期間内に、事業を実施できるなど
長く続けられる事業か、どれだけ準備が進んでいるかも大切ですので、しっかり確認して進めていきましょう。
申請要件④「事業の所在地」
4つ目の要件は、下記になります。
- 納税地が都内
- 所定の要件に該当する助成金や補助金の重複は受けないことなど
確認するべき要件が、多くありますが、専門家の知識を借りながら、しっかり進めていきましょう。
申請から助成金支払いまでの流れ・スケジュール
申請から助成金を得られるまでの流れを確認しておきましょう。
- 申請書作成
- 申請書提出
- 書類審査
- 面接審査
- 交付決定
- 事業実施
- 完了報告
- 助成金交付(支払い)
助成金の支払いは、最後になりますので、注意しておいてくださいね。
申請方法
この助成金の申請方法は、2種類あります。
どちらか片方での申請です。
利用しやすい方を選びましょう。
申請書類は?
申請するために必要な書類は「TOKYO創業ステーションのホームページ」にあります。
ホームページにアクセスして、ダウンロードしてくださいね。
助成金の申請方法「電子申請」
申請方法の一つ「電子申請」は、デジタル庁から提供されている「jGrants」を利用しておこないます。
ただし「jGrants」を利用するためには、「gBizIDプライムアカウント」の取得が必要です。
このアカウントの取得に時間がかかりますので、早めに取得しておきましょう。
電子申請の受付期間は、下記になります。
- 申請書受付期間…令和6年9月25日(水)~令和6年10月4日(金)
期間に間に合うように、スケジュールを組んでいきましょう。
助成金の申請方法「郵送申請」
助成金の申請方法の一つ「郵送申請」は、書類を郵送で提出しますが、WEBでの登録も必要です。
提出は、下記の方法が利用できます。
- 簡易書留
- 一般書留
- レターパックプラス(赤色)
そしてWEB登録は、申請書類をダウンロードした「TOKYO創業ステーションのホームページ」の中にある「WEB登録」から登録をおこないます。
WEB登録を忘れないように、気を付けてくださいね。
創業したいと思ったら
公社の創業助成事業は、具体的な計画は立ててあるけれど、もう少し資金が…という方におすすめの助成金です。
ですが要件を見てみると、必ず利用しておかなければならないものもあり、下記の事で悩んでしまうのではないでしょうか。
- 助成事業を受けることができるのか
- 自分は何が必要なのか
創業を考えている個人の方は、特に悩んで迷ってしまうこともあるかもしれません。
公社の創業助成事業は「申請をする前に、要件を満たしておく」というルールがあります。
要件を満たすためには、2カ月以上の時間が必要と言われていますので、なるべく早めに決断を下さないといけません。
ですが、よくわからずに決断を下すことは難しいですよね。
そんな場合は、しっかりした知識を持つ専門家に相談することがおすすめです。
あなたの今後の事業に必要な要件を調べつつ、公社の創業助成事業への応募の手助けをしてくれますよ。