1. TOP
  2. 補助金・助成金
  3. 【東京都】緊急デジタル技術活用推進助成金の概要をご紹介

【東京都】緊急デジタル技術活用推進助成金の概要をご紹介

補助金・助成金  

これからデジタルを導入して、活用していきたいと考えている経営者は多いと思います。

その場合、自分たちでしっかり計画を立てるために考えることは大切ですが、できれば専門家のアドバイスを受けて、実行できる計画を立てて実現を目指していきたいですよね。

その思いを後押ししてくれる、助成金制度があります。

それは、公益財団法人東京都中小企業振興公社の「緊急デジタル技術活用推進助成金制度」です。

デジタル技術を導入するための経費だけでなく、活用するためのアドバイスまでしてくれるのですから、ぜひ前向きに検討をしてみてください。

第1回目の募集は終了しましたが、今後2回目の募集も予定されています。

「今は募集されていないから、何もできない」ではなく、2回目の募集に向けてしっかり準備をしていきましょう。

 助成金の概要

検索する女性

緊急デジタル技術活用推進助成金は、東京都内の中小企業がデジタル技術を導入・活用するための費用を助成する制度です。

申請には「デジタル技術活用推進緊急支援事業」における現地調査と、アドバイザーの提案書が必要で、提案書の作成には最低3ヶ月ほど時間がかかります。

アドバイザーによるトータル支援は、①生産性向上コース(最大2年間)と②DX戦略策定支援コース(最大2年間)です。

①生産性向上コース(最大2年間)とは

パソコンをのぞいている女性

生産性向上コースとは、下記の問題を解消するためのコースです。

  • 業務(バックオフィス)の効率化
  • 人的コスト削減
  • 人手不足の解消
  • 生産速度の向上

デジタル技術(ICT,IoT,AI,ロボット)を活用した事業に取り組む事業者向けに、アドバイザーがデジタル技術の導入・検討から活用まで総合的にサポートします。

事業者の抱える課題に向き合えるアドバイザーと一緒に、将来の目標を設定して適切なデジタル化を進めるように、伴走してくれますから安心ですよ。

②DX戦略策定支援コース(最大2年間)とは

DXによる企業変革(業務プロセスやビジネスモデルの抜本的な改革)に取り組む事業者向けに、アドバイザーがDX戦略の策定からデジタル技術の導入・活用まで総合的にサポートします。

企業の本社や支社に専門家が訪問し、社内の体制や経営理念などをヒヤリングします。

さらにその事業の現場にも訪れ、より具体的でトータルなヒヤリングを受けることが可能です。

アドバイザーが現地に赴くことで、事業に関わる社員にも今後の戦略を共有して、社内に浸透させていきます。

なお、必要に応じて、追加助成金を受けることもできますので、専門的な視点からのアドバイスを受けることができる、貴重なコースになるでしょう。

助成対象者は?

この「緊急デジタル技術活用推進助成金」を受けることができる対象者は、下記になります。

  • アドバイザー派遣を受けた都内の運輸業や建設業など中小企業者

アドバイザー派遣とは、上記で紹介した「生産性向上コース」と「DX戦略策定支援コース」のことです。

このコースの支援を受けて、専門家であるアドバイザーが「アドバイザーによる提案書」を作成します。

第三者であるアドバイザーに、事業に関する不安や課題を話すことに抵抗があるかもしれませんが、これからの事業をより良くするためには、外からの目線も大切です。

アドバイスを生かして、より良い方向に事業を進めていきましょう。

そして「生産性向上コース」と「DX戦略策定支援コース」は、一緒に支援を受けることも可能ですので、事業内容をトータルで専門家に見てもらいましょう。

助成対象経費

豚の貯金箱とお金

助成対象となる経費は下記になります。

  1. 機器・ロボット導入費
  2. システム構築費
  3. ソフトウェア導入費
  4. クラウド利用費
  5. データ分析費

「アドバイザーによる提案書」の内容をもとにして、デジタル技術の導入や活用に必要な経費の一部が助成されます。

 助成金額と助成率

助成金額と助成率をご紹介します。

助成金額はいくら?

貯金箱

緊急デジタル技術活用推進助成金の限度額と下限額は下記になります。

  • 限度額…3,000万円
  • 下限額…30万円
  • 助成率…助成率は5分の4以内

緊急デジタル技術活用推進助成金は、DX助成金(生産性向上コース)と併願申請することも可能です。

DX推進助成金の助成率は、下記のように申請者の区分によって変わります。

  • 中小企業者など…2分の1以内
  • 小規模企業者…3分の2以内
  • 賃金引き上げ計画を掲げ申請する事業者…4分の3以内

併願することを推奨されていますので、こちらも申請しておきましょう。

申請の手続き

申請手続きは以下の流れになりますが、その前に必要な手続きを紹介します。

事前予約の受付期間と方法

事前予約の受付にも期間がありますので、期限内におこないましょう。

  • 第2回目の事前予約期間…2024年11月ごろの予定

第1回目の事前予約の受付は終了していますが、2024年11月ごろに2回目の募集が予定されています。

上記の期間中に、必要事項を入力して送信すれば、後日、申請書類の様式などが記載されているメールが届きます。

事前予約をしておかないと、申請することができませんので、必ず事前予約をしておきましょう。

そして、もしも事前申請をしていても、申請要件を満たしてない場合は、申請が不可となります。

事前予約が終わったら

事前予約を申請した後、申請するためのURLと申請書の様式などがメールで通知されます。

このURLから申請をしていきましょう。

この申請は電子申請(jGrants)でおこないます。

jGrantsへ申請するため「GビズIDプライムアカウント」の登録発行も必要です。

忘れないようにしましょう。

  • 第2回目の申請書類の提出期間…2024年11月ごろの予定

ぜひ、2回目の募集の時に申請をしましょう。

問い合わせ先

封筒と鉛筆

この助成金についてのお問い合わせ先は下記になります。

  • 生産性向上支援課 緊急デジタル技術活用推進助成金担当

公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施している助成金です。

お間違えの無いように、お問い合わせをしましょう。

上手に補助金や助成金を活用したいと思ったら

これから事業を展開していくためには、デジタル技術を活用する必要があります。

デジタル技術の導入は、機材だけでなく知識も必要なため、最初は混乱してしまうかもしれません。

ですがデジタル技術は、今いる社員だけではなく、これから先の未来で一緒に働いてくれる人達をも助けてくれる存在になります。

そのために、今ある制度をしっかり活用して、これからの事業展開をより良いものにしていきましょう。

ですが、どのように申請をすればいいのか、どのような課題であれば、制度や支援を受けられるのかと迷ってしまうこともありますよね。

そんな場合は、的確なアドバイスをしてくれる専門家に相談してみましょう。


>>デジタルの導入で課題を解決したい経営者はこちら!

 

\ SNSでシェアしよう! /

小規模企業が補助金と融資で事業拡大へ 資金調達はマイクリエイトの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

小規模企業が補助金と融資で事業拡大へ 資金調達はマイクリエイトの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • 保護中: 1:申請書作成前に見るページ【動画あり】:小規模事業者持続化補助金

  • 保護中: 【動画】2024年1月24日(水)開催、小規模事業者持続化補助金セミナー

  • 東京都の月次支援給付金を解説!国の支援金に上乗せOK

  • 保護中: 【動画】2023年10月10日(火)開催、小規模事業者持続化補助金セミナー

  • 保護中: 【動画とテキスト】2021年10月20日(水)開催、事業再構築補助金の活用の秘訣

  • 東京都の地域資源を活かす!最大1500万円の助成事業について解説!