【東京】マルチエネルギーステーションの支援事業を紹介!
近年は、「脱炭素」がうたわれ、ガソリン以外のエネルギーも注目されています。
そのため、従来のガソリンスタンドから、マルチエネルギーステーションへと事業を拡大しようと考えている事業者は、多いのではないでしょうか。
これからの時代のニーズに対応するためには、設備を整えることや、新事業を視野に入れることも大切ですよね。
今回は、事業者を支える、2つの支援事業をご紹介します。
Contents
「環境に配慮したエネルギーステーションづくりに向けた設備等導入支援事業」とは
従来のガソリンスタンドから、マルチエネルギーステーションへと転換するための省エネ設備を導入するための補助をおこなう支援事業です。
支援内容は「専門家派遣と助成金補助」
この支援事業には、二つの支援があります。
【専門家派遣】
省エネや経営に関する専門家が、実際に訪問して、今ある設備や事業内容などを調査して、アドバイスを受けることができます。
無料で受けることができますので、第三者の視点からアドバイスを受けてみたいと思っている方におすすめです。
【助成金補助】
専門家からのアドバイスに基づいて、省エネルギーの設備などの導入が支援されます。
助成の上限額や助成率は、下記になります。
- 助成上限額…2,500万円
- 助成率…対象経費の3分の2
そして助成金の補助の対象になる経費は下記になります。
- 設計費
- 設備費
- 工事費
支援の対象者は?
この支援の対象者は、都内でガソリンスタンドを経営している中小企業者などです。
支援事業の期間
この支援事業の期間は、下記になります。
- 令和4年度~令和7年度まで
期間は長いですが、予算額に達すれば申請受付は終了します。
早めに申請をしましょう。
【専門家の派遣申請期間】
専門家の派遣をお願いするための申請期間は、下記です。
- 令和6年4月1日(月)~令和6年12月27日(金)
年末になると、事業そのものも慌ただしくなるので、早めに申請して専門家のアドバイスを受けましょう。
【助成金交付の申請期間】
助成金の交付の申請期間は下記になります。
- 令和6年4月1日(月)~令和7年2月28日(金)
以前、専門家のアドバイスを受けていたのに、助成金申請が間に合わなかった場合でも、申請は可能ですのでしっかり申請しましょう。
この支援事業の申請方法は?
申請の方法は、下記になります。
クールネット東京のホームページに、「専門家派遣申請」・「交付申請」などの書式があります
記入例のPDFもありますので、しっかり確認しましょう。
そして支援事業の申請方法は、二通りありますのでご紹介します。
【電子メール申請】
必要な申請書類を添付して、クールネット東京のホームページ内に記載されている、メールアドレスに送付する。
【郵送で申請】
申請書類の一式を、記録の残る方法(簡易書留)などで、郵送します。
- 提出先の住所…〒163-0817 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル17F
- 宛先…東京都地球温暖化防止活動推進センター 事業支援チーム
申請は、先着順で受付となりますので、早めに申請をしましょう。
もう一つの支援事業「環境に配慮したエネルギーステーションづくりに向けた経営力強化支援事業」とは
将来的に「マルチエネルギーステーション化」を目指す、ガソリンスタンドの経営強化に向けた支援が、令和6年度から実施されます。
支援事業の概要
ガソリンスタンドを、マルチエネルギーステーションにするための支援といっても、どのような支援をしてくれるのか気になりますよね。
- ガソリンスタンドの機能向上・事業多角化のための設備など導入の支援
- ガソリンスタンドの空きスペースを活用して新ビジネスへの取り組みへの支援
支援事業の内容は、上記の2つです。
支援の対象者は?
この事業支援を受けられる対象者は、下記になります。
- 都内でガソリンスタンドを経営している、中小企業者
- 都内でガソリンスタンドの空きスペースを活用してビジネス展開をする、都内の中小企業者(※ただし、ビジネスを3年間継続することが要件)
ガソリンスタンドを経営しながら、事業の拡大を考えている中小企業の経営者の方は、支援を視野に入れてみてくださいね。
支援内容は?
1.と2.のそれぞれの支援には、専門家の派遣と、助成金が補助されます。
専門家が派遣されることは、上記で紹介した「環境に配慮したエネルギーステーションづくりに向けた設備等導入支援事業」と同じですが、助成金に関して違いがありますので、注意が必要です。
【専門家の派遣】
環境に配慮したエネルギーステーションづくりに向けた設備等導入支援事業と同じく、無料です。
【助成金補助】
<1. 機能向上・事業多角化のための設備など導入の場合>
専門家のアドバイスに基づいて、省エネルギーの設備などの導入に対して支援されます。
助成の上限額や助成率は、下記になります。
- 助成上限額…2,000万円
- 助成率…対象経費の3分の2
- 助成補助の対象経費…設計費・設備費・工事費
機能を向上させるための設備を導入や、事業を多角化させるために必要な経費が対象になります。
<2.空きスペースを活用して新ビジネスへの取り組みの場合>
新ビジネスへの取り組みの場合の、助成金の補助は下記になります。
- ガソリンスタンドに支払われる経費1年分(土地使用料など)
- 脱炭素化に役立つビジネスの場合
〇助成率…対象経費の3分の2
〇上限額…100万円
- 上記以外の場合
〇助成率…対象経費の2分の1
〇上限額…75万円
申請期間は?
支援を受けるためには、申請をしなければなりません。
忘れないように、期間を確認しておきましょう。
【専門家の派遣申請期間】
専門家の派遣をお願いするための申請期間は、下記です。
- 令和6年6月13日(木)~令和6年10月31日(金)
【助成金の申請期間】
<1. 機能向上・事業多角化のための設備など導入の場合>
- 専門家派遣支援終了後から、令和6年12月27日(金)
<2.空きスペースを活用して新ビジネスへの取り組みの場合>
- 令和6年6月13日(木)~令和6年12月27日(金)
申請の受付方法は?
環境に配慮したエネルギーステーションづくりに向けた経営力強化支援事業の申請受付方法をご紹介します。
【電子メール】
東京都中小企業振興公社のホームページに、送付先アドレスが記載されていますので、申請書類を添付して申請します。
【郵送で申請】
申請書類の一式を、記録の残る方法(簡易書留)などで、郵送します。
- 提出先の住所…〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1-13 住友商事神田和泉町ビル9F公益財団法人東京都中小企業振興公社 経営戦略課
- 宛先…環境に配慮したマルチエネルギーステーション化に向けた経営強化支援事業 事務局宛(「申請書在住」と記載する)
申請は、先着順での受付になりますので、早めに申請をしましょう。
2つの支援を上手に活用しよう
「環境に配慮したエネルギーステーションづくりに向けた設備等導入支援事業」と「環境に配慮したマルチエネルギーステーション化に向けた経営強化支援事業」をご紹介しました。
とても良く似ている支援事業ですが、設備に対する支援と、経営に関する支援ということで、支援内容に違いがあります。
これからのガソリンスタンドの経営に、頭を悩ませている経営者は、この二つの支援事業をしっかり活用して、「脱炭素」を乗り越えていきましょう。
ただ、2つの支援事業を同時に申請することで、混乱してしまうこともあります。
その場合は、しっかりした専門家のアドバイスを受けながら、進めていきましょう。
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