未経験でもできる!日本政策金融公庫から早く借りる3つのコツ
新型コロナウイルスの感染者も減ってきて、そろそろ収束という見通しも見えてきました。
しかしながら、元通りの売り上げに戻るにはもう少し時間がかかりそうです。
国としてたくさんの支援策が打ち出されていますが、これまで金融機関との付き合いがないという場合、
- どこに申し込めばいいのか
- 誰に相談すればいいのか
- 申込には何が必要なのか
という点が分からず、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、日本政策金融公庫と今まで付き合いのない場合に融資を早く受ける方法を解説します。
融資を受けたい場合、どこに相談すればいい?
特にフリーランスや個人事業主として仕事をされてきた場合、「今まで銀行に融資を申し込んだことがない」というケースは意外と多く聞かれます。
特に付き合いのある金融機関がない場合、今回の新型コロナ関連の融資の申込先としておすすめしたいのは、日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫が行っている「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の詳しい内容については、下記の記事を参考にしてください。
売上が減少した企業へ「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の手続き方法を解説
さまざまな融資対策がありますが、1番優先して申込をおすすめするのが、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」です。
融資を受けるときの3つのコツ
日本政策金融公庫と今まで取引をしたことのない場合、どのように申し込めばいいのか悩みますよね。
申し込むならネットが1番早い!
今から融資を申し込むのであれば、ネット申込をおすすめします。
日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」をネットから申し込む方法については、下記の記事で詳しく説明しています。
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」をオンラインで申し込む方法
ネットでの申し込みと聞くと、難しく感じるかもしれませんが、申込の時点で必要なのは以下の情報です。
- 事業の所在地や名称などの情報
- 業種や雇用している人の数
- 融資を希望するお金の額と利用用途
まずは、申し込みをした後で詳しい書類を送付するという流れです。
申し込まないことには手続きが進みませんので、お済みでない場合は早めに申し込みを行いましょう。
身近な金融機関で口座を開設する
ネット上で申込をした場合、融資の受け取りには金融機関の口座が必要です。
もし、近くの金融機関に口座がまだない場合は、この機会に口座開設しましょう。
口座を新しく作る際には、いわゆるメガバンク(都市銀行など)や地方銀行ではなく、信用銀行や信用組合など地元密着の小さめの金融機関がおすすめです。
大きな銀行より対応が早く、親身になってくれる可能性が高いからです。
また、今回だけでなく今後融資が必要になった時にも、口座を開設しておけば相談しやすくなります。
必要な書類をそろえよう
ネットから申し込みを済ませて、口座も開設したら、後は必要な書類を郵送するだけです。
必要な書類は、下記の画像の通りです。
まず、申し込みした後にメールで届く「お申込データ受付確認」のコピーが必要です。
次に、「新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書」と2期分の確定申告書のコピーを用意しましょう。
新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書はこちら
それから、はじめて融資を利用する場合に必要な書類が、許認可証のコピーと本人確認書類、そして「ご商売の概要」です。
法人登記されている場合は、登記簿謄本も必要です。
登記簿謄本をネットで取り寄せることもできますので、ご活用ください。
融資までの期間はどれくらいかかる?
しかし、新型コロナ関連の融資は今非常に混みあっており、申し込んでから融資されるまで大分時間がかかります。
4月上旬頃の状況で、申込から融資までの期間は以下の通りです。
- ネットから申し込む
- 日本政策金融公庫に書類を送り、到着まで10日程度
- 担当者と面接まで1か月程度
- 融資決定の通知まで1か月程度
- 融資額の入金まで3週間程度
大体、3か月以上はかかると思っておいた方が良さそうです。
融資の担当者もがんばって対応しているのですが、それ以上に申込が来ているのが現状です。
担当者の対応と申込件数によっては、もう少し時間がかかる可能性もあります。
確実で早い融資には専門家へ相談が1番!
ご自身でネット上から申請できる方法をご紹介しましたが、初めての申込でしかも大事な融資にかかわることとなると、
- 手続きを間違えていないか
- 書類に不備があるのではないか
- 面談時にうまく答えられなかったらどうしよう
など、さまざまな心配が頭に浮かぶかと思います。
ただでさえ、新型コロナの影響で心配事が多いなか、融資の申込で不安を増やすと大変です。
通常時なら、事前に日本政策金融公庫の窓口に行って相談もできますが、今は混みあっており相談するだけでも2か月以上待つことになります。
もし、不安があるようであれば、専門家へ申込方法や必要な書類を相談して、確実に融資を受け取れるようにしましょう!