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金融機関から融資の打診!メリット・デメリットをご紹介!

融資  

金融機関との関係も良好で、事業も軌道に乗っている時、金融機関から融資を持ち掛けられることがあります。

「特に急ぎではないけれど…」と、戸惑う経営者も多いかもしれません。

金融機関から融資を持ち掛けられた時、借りた方がいいのでしょうか。

金融機関から融資の打診を受けたら?

事業を運営していると、金融機関から「融資を申し込みませんか」と、声をかけられることもあります。

この場合「必要無い」と、断ることも可能です。

ですが先のことを考えると、融資を受けておいた方がよい場合もあります。

ただし融資を受けることで、デメリットも発生しますから、一概には言えません。

経営者の考え方や性格によって「借りない方がいい」場合もあります。

金融機関の融資を受けるメリット

金融機関から、融資を受けることで得られるメリットを紹介します。

融資を受けるメリット①「経営の自由度が高まる」

ガッツポーズの女性

金融機関からすすめられて融資を受け、資金調達をするメリットは「経営の自由度が高くなる」ことです。

事業を運営するためには、資金はどうしても必要ですよね。

資金にゆとりがあると、下記のようなさまざまな取り組みを考え、実行することもできます。

  • IT導入
  • 人材を採用するための広告
  • 販促ツールの見直し
  • 従業員のスキルアップのための研修

経営していく中で発生する問題点の改善策を、いろいろと試すことも可能になります。

資金繰りが厳しい時は、支出をできるだけやりくりすることに頭を使いがちです。

経営者が「前向きに積極的な経営をしたい」と思っていても、失敗した時のリスクの方を考えてしまい、挑戦することに対して後ろ向きになりがちになります。

融資を受けるメリット②「今後の融資が受けやすくなる」

対面

下記の条件で、金融機関から融資を受けやすい企業はどちらだと思いますか。

  • A…借入0、預貯金100万円
  • B…借入金3,000万円、預貯金3,100万円

答えは「B」です。

「借入金が3,000万円もあるよ、大丈夫?」と思うかもしれませんね。

ですがこのように考えてみましょう。

Aは、いざという時に動かせる資金は「100万円」です。

対してBは、いざという時に動かせる資金は「3,100万円」あります。

事業には、不測の事態がおこることがありますよね。

不測の事態がおこった時に、対応できるのはBの方でしょう。

借入金があっても、動かすことができる資金(預貯金)があれば、不測の事態の対応もできるため、事業を持ち直すことも可能になります。

金融機関は「資金(預貯金)が多い企業は潰れにくい」と判断していますから、経営者から融資が申請されれば、前向きに対応してくれる確率が高いのです。

融資を受けるメリット③「業績が悪化しても持ちこたえられる」

ガッツポーズの女性

事業の業績が悪化した場合、金融機関に融資を申請してもなかなか実行してくれません。

なぜならば、企業の業績が悪化した場合、金融機関は「業績が悪化している。融資金の回収ができなくなる可能性が高い」と判断をするからです。

この時に資金(預貯金)があれば、業績が悪化していても、持ちこたえることもできるでしょう。

「事業を持ち直したけれど、運転資金が無くなった」という場合は、金融機関に融資申請をすれば問題ありません。

金融機関は、将来性のある事業に対して融資を実行しますから、事業が軌道に乗っている時ほど、融資の審査が通りやすくなります。

「今は融資の必要性を感じない」と思っていても、急に事業運営がうまくいかなくなることもあるのです。

もしも資金にゆとりが無ければ、最悪「倒産」も視野に入れないといけません。

その時のために「今は必要ない」と感じていても、金融機関からの申し出を受けておくことも、危機管理の一つとも言えるでしょう。

融資を受けるデメリット

融資を受けることで、発生するデメリットをご紹介します。

 融資を受けるデメリット①「不要な利息を払わなければならない」

金融機関から融資を受けると、利息を払わないといけません。

もともと借りる必要が無かった借入金ですから、その利息を払うことで収益が減ってしまいます。

融資を受けるデメリット②「気が大きくなって経費が膨らみやすくなる」

お金があると、ちょっと金銭感覚が狂ってしまうこともあります。

本当に必要なのかどうかを、慎重に吟味せずに「資金はあるから」と経費で支払い、資金がどんどん減っていくパターンです。

経費ばかりが膨らんで、本当に必要な備品が購入できなくなることもあるので、注意しておきましょう。

融資を断ったほうがよいケースは?

笑顔の女性

金融機関からの融資は、いざという時のために申請しておいた方がいい場合もありますが、融資をおすすめできないケースもあります。

借り入れることで、プレッシャーになる

落ち込む女性

「融資は借金」と考える経営者は、融資を金融機関から進められても断った方がいいかもしれません。

それは「借金は、早めに返済しないといけない」という思いが強く「融資による資金調達は、モチベーションが上がるどころかプレッシャーだ」と感じてしまうからです。

事業を運営していくためには、事業の事を一番に考えて運営しなければなりません。

融資を受けたことで「融資金の返済が最後までできるだろうか、心配で運営に集中ができない」と思うようであれば、融資は断った方がいいでしょう。

必要のない買い物(衝動買い)をしてしまう

手持ちのお金があるとき、深く考えずに衝動買いをしてしまうことはありませんか。

そのような場合、金融機関から融資をすすめられても、断った方がいいかもしれません。

まだ事業を運営するために必要な備品や機器を購入するなら、全く問題はありません。

ですが必要のない機材の購入や、よくわからない投資を始めてしまうケースもあるのです。

「あればあるだけ使ってしまう」という方は、金融機関から融資を進められても断った方がいいでしょう。

 デメリットはあるが、メリットに注目しよう

グラフ

一般的に、融資を受けることのメリットとデメリットを比べると、メリットの方が大きいです。

ですが経営者自身が「融資=借金」と思っていたり、ついつい財布の紐が緩んでしまう傾向があるなら、金融機関からの申し出は受けない方がいいでしょう。

ですが、事業を運営するためには「もしもの備え」も必要です。

今後の備えのために、金融機関からの申し出を受けるかどうかは、経営者の判断だけでは難しいかもしれません。

もしも融資を受けるならば、どのくらいの金額で受けておけば安心なのかや、融資そのものを受けるべきなのかどうかを、専門家と相談しながら一緒にすすめていきましょう。


>>金融機関から融資の打診、受けるべき?悩んでいる経営者はこちら!

 

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